こんにちは、ナナスです。
自家製テンペを作るのに一時とってもハマっていたんですが、最近は面倒で買って来てばかりいたんです。
今年は夏の暑さが厳しくて、発酵には良いな~などと考えながらも中々身体が動かなかったのですが、ついに新手法で試してみようと思い立ちました。
それは「大豆水煮」を使って作ってみる事。
通常は大豆を水から茹でて作ってきたのですが、なにせ大変・・・一晩水に浸けておいて、それを茹でる、という作業が嫌なんですよね~。
で、水煮のパックを購入して試してみる事にしたわけですが・・・
大失敗
(*´Д`)
臭い匂いと共にぐちゃぐちゃなテンペが出来上がった・・・・。
涙をこらえゴミ箱に投入する結果となりました。
やはり手抜きはいかん。
今度はしっかり豆から作ろう・・・。
という訳で、失敗した工程をお見せしようと思います。
工程自体はテンペを作る時の参考にしてみて下さい。水煮でなければ成功するはずです。
*追記
2回目で成功しました。成功した記事は以下よりどうぞ!
自家製失敗テンペの作り方(水煮編)
購入した大豆の水煮。
遺伝子組み換えでない国産の物を買ってみました。裏面には水と塩、大豆と原材料に書いてあります。
塩が入っているので、もしかしたら失敗するかも、とは考えたんですが・・
「ま、出来るでしょ」
という楽観的な思考で買ってしまいました。
準備編
用意するものは
大豆水煮
テンペ菌(後程購入サイトをご紹介します)
酢
ビニール袋
後は熱湯消毒したスプーンとか、ザル、ボールなどです。
手もきちんと洗ってから行います。
生の大豆を買ってきた場合は一晩水に浸け、それを指で潰せるくらいの柔らかさまで茹でます。
ですが今回は水煮なので、それを熱湯にくぐらせて塩気を取ってみるだけにしてみました。
テンペ菌を入れる時には人肌程度の温度が必要なので、それも兼ねてます。
お酢を入れる
大豆を茹でる時には必ず「お酢」を大匙半分~1程入れます。
これは殺菌の役目。(入れすぎると大豆が柔らかくなりにくいので注意)
実は今回私が入れたのは「だし酢」、これしかなかったからなんですが、これも失敗の原因かもしれません。
普通の穀物酢などをご使用になる事をお勧めいたします。
で、今回はだし酢を入れた熱湯に大豆水煮を入れ、2~3分温めた感じです。
通常は柔らかくなるまでしっかり茹でて下さいませ。
大豆の皮を除く
大豆の皮を取ります。
水煮の場合は、茹でていたらドンドン剥けて来たのでそれを網ですくい取りました。
通常は茹でた後、手で一つずつ丁寧に剝く、もしくは茹でている最中にかき混ぜて取れやすくしたり、途中で網に大豆を開けて手で揉むようにこすり落とし、再び熱湯に入れるなどの方法が良いと思います。
大豆の皮が付いたままだと発酵しずらく、出来上がった時の口当たりも悪いです。
皮はしっかり取りましょう。
テンペ菌を混ぜる
茹であがった大豆はザルに開け、そのまま放置して人肌より少し熱いくらいまで冷まします。
これ重要!
テンペ菌は温かくないと発酵しませんので注意です。冷ましすぎない様に様子を見て下さいね。
人肌より温かいくらいまで冷めたら、テンペ菌を小さじ3分の一~半分程いれます。
大豆の量にもよりますが、大豆400g程度ならこれくらい。
テンペ菌はサラサラとした粉状のもので、それを大豆に振りかけて、清潔な手、もしくはスプーンでよく混ぜ、全体にテンペ菌がいきわたる様にします。
袋に入れる
混ざったらこのようにビニール袋に入れます。
大体3~4cmの厚さになるように均等にしますよ~。
ちなみに日本の大豆は粒が大きめなので、少し潰してから入れるのも良いですね。
つまようじで穴を開ける
入れ終わったら口を閉じ、次につまようじで袋に穴を沢山開けていきます。
テンペ菌が呼吸出来るようにしてあげるんですね。
菌は生き物なので、酸素が必要なんです。
穴の間隔は2~3cmに一か所位。裏も表もまんべんなく突き刺して下さい。
発酵させる
綺麗に形を整えたらそのまま放置です。
気温が高い夏は網の上などの通気の良い物の上に乗せて、そのまま置いておくだけ。
27度以下になったら、電気毛布弱でくるむ、発泡スチロールに熱湯を入れたペットボトルを入れ、30度位を保った中に入れるなど、インドネシアの気候位を保つようにしておくと良いです。
通常は24時間~36時間、もしくは二日程度で、真っ白な綿あめのようなものが出て固まります。
それが成功したテンペ。
匂いは独特の発酵臭がして、まさにテンペの香りになります。
納豆とは違う匂いですが、説明は難しい所です。
ヨーグルトメーカーとか、レンジの発酵機能を使いたいところですが、これは不可。失敗しますのでご注意くださいね。
理由はわかりませんが、自然でないと上手く出来ないようです。
大豆水煮で失敗したのは何故か
今回は2日間置いておいた大豆水煮のテンペ。全く発酵せず、腐ってしまいました。
固まる事も無く、ビニールの中は異臭が発生・・・。
何故このような結果になったのかというと、やはり市販の水煮には何かが入っているからだと思います。
今回のものは塩が添加されていて、それが取り切れなかった、もしくは何か保存料的なものが入っていたからかもしれません。
そしてお酢にも問題があって、だし酢だったために、余計なものが含まれてしまったからだと考えます。
通常この方法で(豆から茹で、シンプルな酢を入れる)普通に大豆を茹でて作っている時は成功していますので、作ってみたい方は是非チャレンジしてみて下さいね。
水煮だけは辞めておいてくださいませ(*´ω`)
インドネシアではバナナの葉に包むだけで発酵させますが、これはバナナの葉にテンペ菌が元々常在しているから。
インドネシアのテンペ、本当に美味しいですよね。
テンペ菌とテンペ、どこで買える?
私が購入しているのはこちらのショップです↓
https://www.fatema.co.jp/tempe.htm
ここが一番安く買えますのでチェックしてみて下さい。
10グラムから買えるので、ちょっと試しに作ってみたいという方には良いですよ~。
作るのは面倒、ネットで買ってすぐ食べたい、という場合は、日本で作られてるこちらをどうぞ↓
こだわり国産大豆テンペ 150g【矢掛テンペ・岡山】大豆もてんぺ菌も国産です!発酵食品
まとめ
大失敗した水煮大豆のテンペ造り、良い勉強になりました。
何事も「手抜き」はダメですね~、めんどくさがりの私も今回ばかりはへこみました。
次回からはいつも通り、ちゃんと大豆のお豆を茹でてから作ろうと思います。