インドネシア料理は一体どれくらい辛いんでしょうか？
２０年もインドネシア人夫と生活しているので完全に麻痺している私の味覚、今やかなりの辛さでも平気になってしまったと思われます。
普通の日本人的味覚だとどうなのか？
という事で私の母に家で作ったサンバルテンペを食べてもらいました。
その結果
「ひえ～～～、辛い！無理だわこれ」
となりました。慌てて口に水を含んでいましたね…。
多分個々の味覚にもよるのでしょうが、一般的にはかなり辛いのがインドネシア料理といえます。
インドネシア料理の辛さって？
バリ島などに行かれる日本人の方、大抵はレストランなどで食事をとる事と思うのですがいかがでしょう？
ホテルで食べる場合などはかなり辛さを抑えているのでそんなには辛いと感じないのでは？
料理に使う唐辛子の種類、そして量で調整しているので余り辛くなく、インターナショナルな味付けになっているんですね、外国人向けに。
それでも辛い、と感じる場合はインドネシア料理の辛さは厳しいものかもしれません。
一般的にローカルな人達が食べる「ワルン」（食堂）で出される料理の辛さ、これが本当のインドネシア料理の辛さです。
見るからに赤い色をした料理の数々、辛そうですよね。
日本で食べるキムチの辛さはインドネシアでは「辛味無し」と判断するべきレベル。
そして日本で「激辛」と謳われている商品、例えばスナック菓子やインスタントラーメン、鍋物なんかのレベルだと「普通」の辛さになるのかもしれません。
私が食べたいくつかの日本の激辛商品にはかなり辛いものがあったんですよ、確かスナック菓子ですが、そこの表記には「超激辛」と書かれていました。
う～ん、このくらいの辛さを食べれればインドネシアでも普通に食事が食べれるのかな？と。
ちなみにですね、カラムーチョってありますよね？
あれは全然辛くないレベルです。食べた事ある方なら理解いただけるかな？
でも私の夫パピコはこのスナック菓子、美味しいと食べてますけどね～。
インドネシアの地域ごとの差は
インドネシアは島ごとに、民族ごとに異なる料理が存在しています。
そしてそれぞれに辛さも少しだけ違うんです。
地域によって獲れる唐辛子の種類も色々なので、食べ比べてみると良く分かるんですね。
代表的な地域で比べてみると
バリ島
ジャワ島
スマトラ島
辺りでしょうか。
バリ島
バリ島の料理はサテリリッツ、サンバルマタ、ラワール、バビグリンなどが有名ですよね。
サテにしてもバビグリンにしても辛さはあまり強くない。
ラワールも飛び上がる程の辛さの物は殆ど無いので食べやすい感じがします。
ただサンバルマタなどは結構な辛さがあるので要注意。
以前魚料理が有名なワルンで頼んだ料理で、私でも食べれないとんでもなく辛いサンバルマタに出会った経験もあるのです。
インドネシア人の夫でさえ無理だったのが驚き。
ただしバリ島は外国人が多いので比較的辛さを抑えたものが多いです。
ジャワ島
ジャワ島といっても広いので辛さは色々ですが、一般的には中西部ジャワ（ジャカルタ含め）はあっさり系、そして東ジャワは甘くて辛い、という味付けです。
ジャワ島全体的に見て甘い味付けの物が多いので、辛さがあまり気にならない感じがします。
それでもサンバルなどは普通一般、日本人には激辛な味付けなんですけどね。
ジャワではグドゥッというナンカというフルーツを煮込んだ有名な料理がありますが、これが甘い。甘辛な味付けは日本人にも受け入れやすいですが、それなりに辛さもあったりするので気を付けて下さいね。
後からピリピリして来るので‥。
スマトラ島
スマトラといったらパダン料理。
ルンダンやカレー系のスパイシーな料理が有名ですが、やはりスマトラ料理は辛いです。
パダンのワルンのサンバルの辛さは強烈なところが多いんですね。
ただこぶミカンの葉の爽やかさとココナッツの濃厚な味付けが辛さをごまかしてくれたりもします。
ちなみに夫の母が作る料理は意外にも辛くはなくて、人それぞれといった部分もあります。
インドネシア料理は結局辛いです
結論的にはインドネシア料理は「辛い」という事なんですが、タイ料理と比べてみると私的にはタイの方が辛いのでは？と思ってます、あなたはどう思いますか？
緑色のあの小さな唐辛子は激辛ですよね‥。
対処法
いずれにしても辛いものは苦手な人にはつらい食べ物になってしまいますが、慣れていくしかないかな？と思いますよ～。
何度も食べているうちに、どんどん慣れて食べられるようになっていきますから。
どうしても口の中のヒリヒリ感が取れない場合はすぐに「甘い物」を口に入れて下さい。
甘いジュース、飴、何でも良いのでとにかく甘い物です！
料理が辛いのが分かっている場合はインドネシアの「ケチャップマニス」をタップリとかけてみて下さい。
すると
辛さが半分くらいになってしまうのです、不思議にも。
幼い頃から辛い物を食べて来た我が家の娘は「辛くないと美味しくない」とのたまわっていますが、日本での生活の方が長い息子は「辛いのは無理」という面白い現象になってます。
やはり「慣れ」が基本なんでしょうかね。
まとめ
インドネシア料理は辛いですが、とても美味しい料理ですから食べないのは勿体ない！
日本で辛味に対する免疫を付けておいてから、現地でイドネシア料理に挑戦してみて下さい。
甘い飲み物を忘れずに～。
