インドネシアに旅行に来ている方、チップはどうしてますか?
欧米諸国なら当たり前のように渡すチップですが、アジアのインドネシアではいったいどうすれば?と困っている方もいるかと思います。
今回はそんな旅行者の方々に向けて、どんな場面で、どんな風に、そしていくら渡せばいいの?
という疑問を解決していこうと思います。
場面別チップを払うそこのとこ!
空港からホテルまで
まず飛行機を降りたらホテルのお迎えのインドネシア人が待っていますよね。
名前の書かれたプラカードを探し当て、ようやく一息安心出来るところです。
荷物を持って運んでくれる人もいますが、そのまま車に乗り込むならまだチップは必要ありません。
無事にホテルまで送ってくれ、荷物も運んでくれたドライバーさん。
ここで初めてチップを払います。
距離とか親切度もありますが、大抵の場合「20,000IDR~50.000IDR」(約¥200~¥500)を払います。もしドライバーさんが日本語が出来たり、とても気分よく過ごさせてくれたなら¥500位あげた方が良いです。
タバコがひと箱12,000IDR~くらいしますので最低でも20,000IDRはあげたい所。
意外と高い金額だと思われるかもしれませんが、今時はそれくらいの金額が相場です(2018年現在)。
以前友人のインドネシア人がバリ島のホテルのドライバーをしていた事がありまして、その時に日本人観光客の女性から「5,000IDR」約¥50のチップを渡された事があるそうです。
その時はインドネシア人皆で集まって「え~~~~~!信じられないな~」と笑い転げていたという場面を見た事があります。
日本人はケチ
という噂は相当広がっていますが、チップの習慣が無い日本人にとっては未知の事ですから仕方ないですよね。
ただ¥50ではインドネシアでは子供のお菓子代くらいにしか今はなりません。
十円単位のチップは考えものです。
ちなみにホテルのドライバーではなくて、一般のタクシーに乗った場合はおつりを置いてくる感じで良いです。
ただし余りにも大きなお札だとおつりが多すぎるのに返ってこない事になってしまうので、あらかじめ細かいお金を用意しておく方が懸命です。(荷物を運んでくれた場合は気持ちとして10,000IDRほど+して渡すのも良いですね)。
ホテルで・・
ホテルのポーターが部屋まで荷物を運んでくれた時、そこで「ありがとう」と言いつつチップを渡します。
ここで10,000IDR(¥100)。
ベッドメイキングやお掃除の人にベッドの脇に5,000~10,000IDR(\50~¥100)位を置いておくのも良し。これは無くてもかまいません。
快適に過ごせている場合、気持ちとして置いておくのも良いですよね。
マッサージ
バリ島などのホテルに滞在するとマッサージを受ける事が多いですよね。
その場合マッサージをしてくれた人に対してチップを渡します。
「気持ち良かった~満足~」という場合は20,000~50,000IDRの間で渡してあげて下さいね。
もちろんそれ以上でも良しです。
私は美容室なんかでヘッドスパをして貰うと20,000IDRくらいを目安に渡しています。
レストラン
レストランは基本的にはチップは不要です。
何故かというとメニュー料金にサービス料として全て含まれているからです。
欧米のようにテーブルにチップを置いてくる必要はありませんので覚えておいてくださいね。
外で食べるワルンの食事などでも勿論チップは必要なしです。
ただしウエイターさんやウエイトレスさんが素敵で、色々と良くしてもらった場合などは直接本人に数百円程度を渡してあげる事もありです。
どんな場合でも、気持ちの問題ですからね。あまりきっちり考えずに「ありがたい」と思った場面でチップを渡すと良いのでは?
観光ガイド
あっちへこっちへと案内してくれる観光ガイド。
こちらもチップを払うと喜ばれます。
車のドライバーさんにも気持ちとして渡してあげると良いです(3~50,000IDRくらい)。
丸一日付き合ってもらった場合は平均して50,000~100,000IDRを目安にガイドさんに渡して下さい。別れ際に渡すのが良し。
仲良くなって素晴らしいガイドさんなら奮発してもっと渡してみるのも良し。
チップは絶対に必要?
私の知人ガイドさんは多い時で1juta(一万円)を頂いた事もあるとか。
多ければ多い程もちろん喜ばれますが、大金を渡す必要は無いと思います。
全くチップを払わないという人もいますが、インドネシアにおいては特に問題視される事はないのです。
もともとはチップの習慣は無かったですし、観光地のバリ島、ジャカルタなど以外では必要ない場合も多いです(ホテルなどを除く)。
ただ一般のインドネシア人の方々に対して、観光旅行で来ている自分が「感謝」の気持ちとしてチップを渡す事は必要だと感じています。
私の場合は「タバコでも買ってね~」と言いながら¥20,000IDRを渡す、という場面が多いのですが、大抵のインドネシア人は「ありがとう」と喜んで受け取ってくれます。
ジュース代と言って10,000IDRでも、簡単なお手伝いしてもらった人に渡すと喜んでもらえます。
ゴルフした場合のキャディーさんには
私のバリ島の知人、リタイアメントビザで生活しているとある方はゴルフに毎日通っています。
そこで毎日渡すキャディーさんへのチップは100,000IDR(千円)だそうです。
さらにジュースやお菓子、ゴルフ後の食事代なども支払うとの事。
結構なお金をはらっているのですよ~。
でもバリ島旅行でゴルフをする場合ならその日の分で50,000~100,000IDRを渡せば十分です。
こちらもそのキャディーさんによって、ご自分で金額を決めて頂ければOKです。
まとめ
海外で困るチップという概念。日本人の不得意な事ですよね。
インドネシアに関しては、余りがちがちに考えず、気軽に感謝の気持ちを言いながら渡すのが良いです。
あまりにも少ない金額だと誤解を招きますし、多すぎるのも問題ですが、上記を参考に、シチュエーション別に渡してみて下さいね。