バリ島の年越し「クタビーチの花火」と「ウブドの花火」

 

今年は日本で年越しの寂しいナナスです。

コタツにミカン、それにお雑煮というThe Japaneseスタイルに逆戻り。

 

昨年はバリ島はウブドの友人宅からバイクで４５分、クタビーチまで猛スピードで走って行って花火を見てきた年越しだったの。

それはそれは賑やかな年越しで、しかもビーチから眺める花火が本当に美しかった。

「あ～～～～、バリに戻りたい」

 

今回はバリ島の年越し事情、ウブドとクタ地域についてのお話です。

ウブドの年越しと花火

 

ナナスがバリ島に住んでいた間の年越しは、ウブド地域とデンパサール、そしてクタで迎えた経験があります。

大晦日から元旦に向けて、その日の夕方辺りからはあちこちで花火が上がり始め、そして１２時、大勢の人達が一斉に大きな花火を打ち上げるの。

 

ウブド地域も３６０度、見渡す限りに花火が上がってそれはそれは見事な年越しを迎えられます。

 

ウブドは山だし田舎なのでビーチ特有の派手さは無いけれど、その代わりにローカルの子供達が上げる色々な花火を近くで見れるの。それがまたほのぼのとした情景で素敵なのです。

 

私は友人がウブドに多かったので、年越しには料理を持ち込みしてお邪魔するのが恒例。皆で美味しい持ち寄り料理に舌鼓を打ちながら楽しんだのね（大抵は日本食）。

 

子供達はというと、それまでに買い貯めておいた花火を持ってグランドに集合。バリ島の子供達同様に花火をあげまくるんです。

打ち上げ花火をそれこそ人に向かって上げる「戦争ごっこ」もしてしまう。日本だったらまず考えられないよね～危なすぎだわ（笑）。

爆竹も人気で、そこら中で「パン、パン」と凄い音が響き渡るし、おまけに竹で作った自家製の筒の様なものに火薬を詰めて音を出すものがあるので、それがすんごく爆音で煩い。

 

そして田舎ならではの光景が「手造りディスコ」。道沿いのあちこちにローカルの人々が作った素朴な、ミラーボールが廻るだけの小さなディスコが作られるのだけれど、この大晦日の日だけの物。

音量だけは本格的に大きいのでビックリ、そこで若いインドネシア人の男性が「ビンタンビール」片手に踊りまくる光景を見る事が出来るの。

これもなかなか面白い光景なのです。

 

大人も子供も花火を楽しみ、そして普段よりちょっと贅沢な食事をするのがウブド地区の年越しです。

 

クタ地域の年越しと花火

 

大晦日、クタ地域は世界中から訪れる観光客で溢れかえってます。

 

クラブ、レストラン、ホテル、そして道路、全てが華やかな照明で彩られ、そこに群がる多国籍な人々の熱気でムンムン。

道路は渋滞し、人の波が出来ていて凄い事になっているのね。

 

花火の「ドン、ド～ン」という音、ノリの良いディスコミュージックやレゲエ。様々な料理や飾り物の屋台があちこちに並びます。

JL Pantai Kuta(クタビーチ通り）は交通規制がされて歩行者天国になり、お祭り騒ぎになるのです。

 

奇抜なライトが宙を照らし、DJが叫びまくるクラブはオープンスタイルで、「ズンズン」という大音量があちらこちらから響く。着飾った外国人女性が躍り、酔った男達が楽しそうに両手をあげている。

屋台の焼き鳥をほおばるローカルな人達と、光るヘアバンドを付けて走り回る子供達。

 

この日は勿論ローカルな人々もお洒落をしてここに集まってくるの。ビーチにのんびりと座って、打ちあがる綺麗な花火を楽しめるからね～。

 

外国人もインドネシア人も、みんな一緒に新年を祝おう！という気分が物凄く盛り上がるから最高な気分になれる。それがここでの年越しの特徴なのです。

 

 

元旦を迎えると花火は徐々に数を減らしていくの。

そしてそれと共にローカルな人達はまたバイクを運転して家路につく。

熱狂冷めやらない外国人は、きっと朝まで踊りあかすんだろうね。

バリ島２０１８は…

今年はバリ島アグン山の噴火があったので、観光業の方達にとっては死活問題で大変な事になってると思います。

いまだに避難生活している人も多い。

アグン山がどうなるのかは誰にも予測出来ない事だけれど、早く収束してくれる事を祈ってます。

 

来年辺り、バリ島に行こうかな～とまた計画してるナナスでした。

それでは今日はこの辺で。