とある在住日本人の凄い衛生観念と犬の話 そして爆発した私

こんにちは、ナナスです。

バリ島から日本に帰国してちょうど一年が経ちました。あっという間一年が過ぎてしまった感じですが、あの暑さと熱気が恋しいですわ~。

さて、今回のお話はバリ島での苦い思い出話です。苦いと言っても別に今でも引きずっている訳ではありません。むしろ笑い話になってる感もあるという面白話。

これね・・・もしかするとこのブログで書いてしまったらバリ島在住の人にはナナスの身元が分かってしまうかも…。というのは色んな人がこの事件を知ってるからなのよね~(汗)。

それはそれでまた連絡取れるかもしれないので良しとして、今回はタイトルにあるように「在住日本人の衛星観念と犬」という事なんですが、実は喧嘩の話でもあります。

もちろん私ナナスともう一人の日本人のお話。

今となっては笑える話だけれど、その当時は大変な思いをしてました。

そんなストーリーを書いていきますよ~。

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在住日本人とのケンカの始まり

ナナスがバリ島で暮らしていたとあるコス(アパート)がありました。

ここに引っ越してくる時に問題だったのが飼っていた犬。

アパート暮らしで犬はさすがに無理だろうと思っていたのに、大家さんが「飼っていいよ」と言ってくれたので飼い犬と共に引っ越して来たんです。犬をつなぐ場所も用意してくれていてとってもありがたかったのです。

そのアパートは大家さん一家も一部屋に暮らしていて、その他に3部屋があったのですが、私と娘が一部屋、そして息子に一部屋の2部屋を借りていました。ようするにもう一部屋の空きがあったんですね。

ある日

日本人女性が部屋を見にやって来たのです。

まだ小さな女の子も一緒で、2人暮らしのようでした。日本人が暮らしてくれると嬉しい、と思っていたのでナナス的にはとても歓迎したわけなのですよ、本当に。

そしてその後ちゃんと引っ越してきてくれたんですね。

明るい印象の人で、時には手土産をプレゼントしてくれたりと当初はとても仲良くしていたんです。

犬の問題と衛星観念

暫くたったある頃、彼女がこういい始めました。

「私の娘が犬が怖いと言ってるから絶対に犬を放さないでね」と。

バリ島は犬を放し飼いしている人が多いので、大家さんが「可哀そうだから時々放してあげたら~」と言ってくれていて、実は何時間か放し飼いしている時があったのです。

確かに子供が怖いなら繋いでおいた方が良いな、と思ったナナス、犬は一緒に散歩に行く時間だけ自由にさせて、その他の時間は繋いでおくようにしたんです。

ところが

犬としては毎日繋がれるようになったのでストレスが溜まり、やたらと吠えるようになったんです。

その為に彼女達が出かけるのを見計らって犬を放すようにしていたのです。が…

この頃から彼女の態度がおかしくなってきまして、私に何度も手紙を書いてくるようになりました。(隣に住んでるんだから話で良いと思うの…)。

そこには

「マダニが家の中に入ってくる。犬のせいなのでどうにかして欲しい」

「部屋の前にオシッコしている様で汚いから掃除して欲しい」

「マダニの生体とは‥‥…」

「マダニの人への影響、日本で死んだ人がいる」

云々と延々と長い手紙を、しかもわざわざキーボードで打って、コピーした物を部屋に持ってくるようになったのです。

メールも携帯に毎日何通も送ってくるようになり、「汚い、不潔なので明日スプレーをまかせて頂きます」という内容を何百文字も使って書いて送ってくるの。そして大家さんにも手紙を書き、「明日虫を殺すので出掛けて下さい」と。

大家さんは「何が問題なの?」と聞いてくるので事情を話すと笑ってましたが。

彼女はマスクと手袋を厳重に着けてアパート中に殺虫剤を撒きつづけ、その煙と臭いで近所は物凄い事になっていました。

そしてその後も毎日のように長文の手紙を私の部屋の前に置き、メールを送り続けてきたんです。

さすがにノイローゼになりかかってしまったナナス。友達に相談すると「あ~、彼女はそういう人なんだよ、有名だよ」と言うんですね。

確かに犬にはマダニが付きます。その他の小さなダニもつくので薬を飲ませたり注射もしていました。それでも防ぎようがない所はあるのでバリの人達は特に気にはしていない様子。

むしろそれは当たり前で、どの犬にもいる物なのです。ナナスの犬は確かに毛が長いタイプでマダニは多かったのは事実ですが…。

彼女は非常に潔癖な人だったんですね。そして異常なまでに執着する。その衛生観念の凄さに驚きでした。子供が地面に手をに触れる事すら許していなかったですからね。

大爆発

そしてついにナナスの怒りとストレスは頂点に達してしまいます。

日本に一時帰国した際にも毎日メールが送られてきました。朝から晩まで…。犬のマダニ、そして抜け毛、吠える声、匂いなどなど、ありとあらゆる言葉で批難してきました。犬がいるのは分かっていて引っ越ししてきたのでは?

ある日お互いに顔を合わせた時、彼女が私を見て「フン!」という顔で横を向いた瞬間、ナナスの何かがはじけてしまいました。

部屋で一部始終を見ていた娘に言わせると

ママってさ、やくざだったの?

と‥‥。(汗)

彼女もそれなりに言い返してきましたが逃げるように部屋へ戻って行きました。

それ以来手紙もメールも来なくなったのですが、さすがに暮らしづらくなってナナス家は引っ越しする事に。

彼女はまだ小さい子供いるし、引っ越しは大変なはずだろうと身を引く事にしました。

人生で数度あったかないかの凄い怒りを発してしまった自分に対しても「やっちゃったな~~~」という後悔もあったのです。もっと穏やかな解決方法はなかったのか?なんてね。

そしてその後

風の噂で彼女がその後すぐに引っ越しした事が判明。

なんでーーー?

原因は大家さんとのトラブルでした。バンジャールの費用(住んでいる地区ごとに毎月払うお金)を払うのを拒んでいたそうで、ケンカになったのだそうです。

色んな場所で問題を起こしては引っ越しを繰り返していたみたい。

彼女の子供の事を考えるとなんだか可哀そうになってしまうな…。

そしてナナスが日本に帰国して数か月後、その彼女も日本に帰国したと聞きました。

どうしているのかな?彼女は‥‥

幸せに暮らしていて欲しいな、と思うけれどね、今となっては。

終わりに

こんな事もあるのよ~という感じでナナスの経験をお話させてもらいました。

海外で、しかも日本人同士でいざこざが起きるのは本当につらいものです。

人生、色々~~~♪と歌って楽しく暮らしましょう!

それではまたね~。

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