今回ご紹介するレシピは「Ayam Sisit」です。
この料理はバリ島のおふくろの味ともいえるもの。
バリ島に住んでいる間はナシブンクス(ごはんとおかずが入ったお弁当的なもの)のお店によく通っていたのですが、ナシブンクスには必ずこれが入ってました。
バリ島は大抵のワルンにはあるんじゃないかな?
私ナナスは普段は夫パピコの故郷スマトラの料理を作る事の方が多いですが、このAyam Sisitだけはよ~く登場させてます。
夫は「なにこれ?」と初めて作った時に言ってたんですよ~バリ島の料理を良く知らないんですね…。
インドネシアといえども広いですからね、それに根本的にバリ島の料理はちょっと味付けが違う感じ。
でも今では夫も大好物です。
という事でバリ島ワルンの素朴さあふれるこの「Ayam Sisit」のレシピをご紹介していきます。
Ayam Sisit レシピ
材料
鶏むね肉 一枚約250g
コリアンダー ホール小さじ2分の一
クニッ(ターメリック)粉末 小さじ2分の一
バワンメラ(赤小玉ねぎ)1個
ニンニク 5かけ
唐辛子(チャベラウィット)3個
クミリ(キャンドルナッツ)1個(なければカシューナッツなどで代用)
テラシ 小さじ2分の一
セレー(レモングラス) 1本
ジュルックニピス(こぶミカン)なければレモンで 1個
油 大匙3
塩、胡椒、味の素かロイコなど お好みで
作り方
1 鶏むね肉は沸騰させたお湯に入れて茹でます。(10分程茹でたら火を止めてそのままお湯の中で放置、冷めるまで)。
2 鶏肉を冷ましている間にバワンメラ、ニンニク、唐辛子、コリアンダーホール、焙ったテラシ、クミリ、ターメリック、塩小さじ1をチョベ(石臼みたいなもの)に入れて潰していきます。
3 セレー(レモングラス)はサンバルマタを作る様な感じで薄くスライスしておきます。
4 潰した材料にジュルックニピスのしぼり汁、油大匙3、と先程のセレーのスライスを入れて良く混ぜましょう。
5 冷めた鶏肉をお湯から取り出して細かく裂きます。これを4の物と混ぜ合わせます(手でよく混ぜると良いですよ)。
6 フライパンに5を入れて火をつけて炒めていきますよ~。(張り付かないタイプのフライパンがおすすめ、もしくは油を少し入れて下さいね)
7 塩が足りなければ炒めている最中に入れます。胡椒、味の素などもお好みで入れてみて下さい。
8 良い匂いがして、少し鶏肉の表面に焦げ目がついてきたら火を止めて出来上がりです。
注意点
* 鶏肉を茹で過ぎてパサパサさせないために10分程で火を止めてそのままお湯の中で冷ますのを忘れずに。
* 潰したペーストと鶏肉を最初によ~~~く混ぜてなじませてくださいね。
出来上がったらご飯と共に召し上がれ、サンバルがあれば一緒に付け合わせて食べるとより美味です。
我が家はケチャップアシン(インドネシアの醤油)を足してます(娘の好みなので)。
まとめ
鶏肉のシットリした食感と風味が美味しいバリ島の料理、是非試してみて下さいね。