インドネシア、行ってみたいですよね~。
膨大な島々からなるインドネシアは大自然が素晴らしく、そして大都会と素朴な田舎に浅黒い肌の魅力的な人々が暮らす広大な国です。
混沌とした世界は新しい発見と体験をするには十分すぎるほどに魅力的です。
私自身はインドネシア人夫と出会う前に、一度だけ一人でジャカルタへ旅行した経験があるのですが、それはそれは大変な思いをした経験があります。
バックパッカーゆえに安宿に泊まったのですが、窓も無く真っ暗で、全く清潔ではない目も当てられない場所に高いお金を払って停まらされたり、お土産一つ買うのにも何度も何度も高額な金額を要求されたりもしました。
幸いにも無事に帰国したものの、こわい思いもした事があるのです。
今でも夫は「一人でインドネシアに行くのは禁止」と言うほど。
もしあなたが一人でインドネシアにバックパッカーとして、または優雅な女一人旅にいこうとしているなら、是非気を付けて頂きたい事が6つあるので聞いてくださいね。
インドネシアの治安
インドネシアの治安はさほど悪くはありません。
人々はとても親切、それに宗教の教えを守ってつつましく暮らす人が多い。
困ったときには助けてくれる人も必ずいるでしょうし、人当たりも悪くないです。
ただし
いくら治安が良いと言ってもそれは日本のそれとは比べられません。
スリ、睡眠薬を使った強盗まがい、置き引き、ジゴロのような男達も沢山いるのです。
実際についこの間もバリ島で日本人夫婦が殺害される事件、そしてひったくりにあった日本人が転倒し、骨折したという事件も起きています。
もしあなたの目的が純粋な観光であるなら、間違っても夜間に出歩いたり、バッグをそこら辺に置いたまま携帯電話に夢中になってはいけないのです。そして簡単に優しそうな男の人についていったりする事だけはやめておいた方が良い。
インドネシア人男性は話し方がとてもソフトで、雰囲気も優しそうなので簡単に騙されてしまう女性もいるんです。私の友人でも何人かの女性が怖い経験をしています。
治安は良さそうに見える、でも絶対に気を緩めてはいけないです。
1、乗り物
以前私が旅行したジャワ島ジョグジャカルタ。
バリ島発の長距離バスに乗り、その間にいつのまにか財布から現金を取られた経験があるのです。
お金を分散させて保管していたおかげで大金を取られはしなかったものの、全額取られていたとしたら…、パスポートを盗まれていたら…と考えると今でも冷や汗が出ます。
しっかりと膝に乗せて守っていたはずのバックから盗まれてしまった事がとてもショックでした。
途中で寄ったドライブインの飲み物に何かが入れられていたのでは?と夫が言うのですが真相は分からないです。
長旅での疲れでウトウトとしている間にやられたのでしょうが、それにしても財布から現金だけを取るという凄いテクニックを持った犯人だという事が怖い。
バスだけでなく電車、そしてタクシー等乗り物に乗る時には十分警戒する事が必要です。
もし人から食べ物や飲み物を勧められても口にせず、笑顔で受け取るだけにしましょう。
2、服装と荷物
あなたが若くて美しい事が危険を呼び寄せる原因にもなりえます。
インドネシア人よりも白い肌を持つ日本人はインドネシア男性にとてもモテます。細い目や仕草の一つ一つが魅力的に映るのです。
そしてそれによってどんな考えを持った人が貴方に近寄ってくるのかは未知の世界。
一人旅のだいご味とも言える「人との出会い」ですが、慎重な態度でいるべきです。
そして何気なく身に着けている服、バック、ピアス、時計や靴も全てがとても魅力的なものに写る、というのを忘れないで下さいね。
外国人がお金を持って遊びに来ている事も現地の人達には分かり過ぎる事実なのです。
身に着けている物、荷物、いつも確認して行動しましょうね。バックは斜め掛けの物をしっかり掛ける。できればバックパック一つとウエストポーチが良いです。
私がバックパッカーだった時はいつも、頑丈で切られる心配のないウエストポーチを付けていましたよ。現金、パスポートなどはバックを開ける度にきちんと確認しておくと安心できます。
服装としては肌を露出し過ぎるのはダメ。最低でも半袖のTシャツ、そしてジーンズやカーゴパンツを身に着けるのがいいです。
短いホットパンツとかスカート、タンクトップや胸の空いた服装はそれだけで人々の注目を集めてしまいます。
現地の女性はイスラムの教えに従って生活し、出来るだけ肌をさらさないように暮らしているのですからね。
何かあっても「貴方が悪い」と言われないような服装をしているべきです。
バリ島に関してはイスラムではないのでかなりオープンです。ビーチリゾートなどでビキニになる事も大丈夫。かなりセクシーなスタイルでも平気なので、一人旅なら最初はバリ島に行く事をおすすめします。
ただしある程度の節度は守って下さい、バリ島の女性達もかなりつつましいので。
3、宿泊先
一人旅の場合は出来れば日本人経営のホテルなどに泊まるのをお勧めします。
何よりも安心ですよね。困った事が起きても大抵の場合助けてくれるので心強いです。日本語が通じるのが何よりうれしい。
日本人経営のホテルが見当たらない場合はなるべく名の通った外資系ホテルを選ぶと安心です。
安宿の場合は鍵が壊れている事があったり、お金などを預ける事が出来なかったり、従業員にも色々な人がいて注意が必要。
ちなみに私の友人がバリ島ウブドでホテルを経営していますので、もしご要望があればここへ連絡してみて下さいね。↓
http://cocobalibali.blog49.fc2.com/
現地の人との会話
英語が通じる人が多いのはバリ島、そしてジャカルタ、ジョグジャカルタ、スラバヤなどです。
その他の地域ではインドネシア語しか通じないという事もしばしば。実際私の夫の家族には英語が分かる人は一人だけしかいません。百人近い親戚一同の中でもたった一人です。
辞書などを持って行くのが良いとは思うのですが、実際に役立つ事はあまり無いのが事実。身振り手振りで会話するしかなさそうです。
もし英語が出来る人を見つけたら通訳を頼んでみるとよいでしょう。
可能であればインドネシア語を覚えてみて下さい、発音が簡単なのでかなり通じますよ。
4、頭を撫でない事
気を付けないといけないのは頭を触る事。日本人の場合は何気なく人の頭に手を置いたりする事がありますが、インドネシアではあまり良い事ではないです。インドネシアのイスラムにおいて、頭は神聖なる場所。
気軽に子供の頭をなでたりするのは避けましょう。
5、左手を使う事
左手は不浄の手とされています。これはインドネシア何処に行っても同じ。
何かもらっても必ず右手で受け取りましょう。左手で食べ物をつまむのは最も良くない事。
ちょっと意識してみて下さいね。
6、犬に気を付けて
バリ島は今でも狂犬病が出ていて死者も出ています。出来る限り犬には近づかないでいた方が良いです。
他のイスラム圏では犬は不浄の生き物なのでこれも✖。
触らない様にして下さい。
もしバリ島などで犬や猫、猿などに噛まれたらすぐに病院でワクチンを接種する事。そうする事で発症を防げます。
そしてあらかじめ日本で海外旅行の保険にきっちり入ってからインドネシアに入国する事です。
まとめ
インドネシアへの一人旅、女性なら心配な事も沢山あると思います。
じっくりと計画を立て、情報を収集して慎重に行動する事でトラブルを回避出来ます。
冒険の旅は刺激的で自分を豊かにしてくれるので是非行ってみる事をお勧めしますが、くれぐれも羽目を外さないように気を付けて下さいね。
怖がってばかりでもつまらないので、タップリとエンジョイする事も大事にして下さい。
インドネシアって素晴らしい国ですよ!