こんにちは、ナナスです。
今日ゴミ捨ての日で、ふと思い出したのはバリ島の事。
「そ~いえば、バリのゴミどうなったのかな?」
バリ島に住んでいた頃のごみの捨て方なんかを改めて思い出したんです。
そこでYOUTUBEを検索、するとそこにはバリ島クタビーチの悲惨な状況が映し出されてました。
海の中を泳ぐダイバーさん、クラゲの大群の中を泳いでるのかと思ったら、なんとその大群はビニールやらのプラスティックゴミでした。
バリ島ゴミだらけな海の動画
バリ島って「神々の住む島」ですよね?
「最後の楽園」じゃなかったの?
BBCNEWSの動画をYou Tubeからお借りしております。
危機感しか感じません。
多くの海洋生物が、ゴミを食べたり身体に巻き付いたビニールのせいで命を落としているとも聞きます。
ここまで酷いとは!(-“-)
緊急非常事態宣言を出したバリ島ですが、そう簡単に解決する事ではないでしょう。
とにかくインドネシア国民、一部の人達やコミュニティー以外、ゴミに関しては殆どといっていい程関心が無いからです。
経済成長で増え続けるプラスティックゴミ、それに追いつかない国民の意識。
根本的に何かを変えて行かない限り、イタチごっこになるだけだと思うんです。
バリ島のごみ処分の状態
私が住んいたバリ島のデンパサール、そしてウブドとギャニャールエリア。
そこでは一応きちんとゴミの収集が行われていました。
大きなゴミ捨ての為の入れものがあちこちに設置され、収集所になっていました。そこに各家庭で出たゴミを捨てる訳です。
一日に一度、もしくは数日に一度は必ずゴミ収集車が来てくれます。
しかし
ゴミの分別はほとんど行われず、ゴミ捨て場には椅子やらカーペット、ペットボトルから缶、生ゴミ、動物の死骸まで、ありとあらゆるゴミが山盛りになっていたものです。
気温が高いせいで、その周囲は物凄い異臭を発しています。
私自身もゴミの分別を行うすべがなく、何でも一緒にスーパーのレジ袋に入れてゴミ収集所にだしていました。
郷に入っては郷に従え
しか方法がないんですね。
一部の外国人コミュニティーでは、ペットボトルと缶、ガラスなどのゴミをリサイクルする運動もしていて、引き取ってくれてもいたのですが、遠い場所に住んでいるとバイクでわざわざ運ぶ事が出来なったんです。
そんな中で、バリ島の一部の人々は未だにゴミを燃やして処分する事もしています。何でも燃やすので、プラスティックのおもちゃなんかも燃やし、その匂いと灰には本当に悩まされたんです。
その他には川に捨てる人も多いです。
私が一時住んでいた家は川べりにあったのですが、毎朝大量のゴミを投げ込む人をみました。
子供も大人も何の罪悪感も感じていない様子。
ゴミで溢れた川はよどみ、ゴミが詰まって流れをせき止め、そこには蚊などの害虫が湧きます。
とにかく酷い状況でした。
夫の故郷スマトラの田舎地域では、殆どの人達がゴミを燃やして処分です。もしくは決まった山の中などに投棄。
広大なインドネシア、多くの人口、行政も手が付けられない事になっているんですね。
昔はバナナの葉などを利用していたお弁当も、今やプラスティックの入れものに変わり、ジュースのストローは至る所に落ちています。
コンビニが増えた事も一因でしょう。
徐々に変わる教育・・でも
インドネシアの小学校などでも「ゴミ教育」が行われいてるところもあるようです。
子供達にゴミの影響を教える事は大事ですが、それよりも大人達が問題。
親が平気でゴミを川や道路に捨てるところを見て育っているんですよね。
車の窓から何でも捨てたりしますから。
子供達を教育しているだけでは間に合わないと思うんですよ。
大人から変わらなければ。
せっかく美しい場所で暮らしているのに・・・。
と思うのは外国人だけなのかな、日常を過ごす人々は当たり前すぎて多くをみていないんですね。
竹のストロー
最近ではストローの使用をやめるという決断をした国もあるそうですね。
良い事ですよね。
インドネシアでは良く見かける自然素材で出来たストロー、確か竹で出来ています。
これをもっともっと売り出していくと良いかもです。
バリ島のカフェなんかでは、お洒落なものとして人気がありますし。
きちんと乾かす必要があるので面倒な部分もあるのですが、環境にはすごく良い。
ビニールのレジ袋、お菓子の袋、お弁当のパック、今後は段々なくなって行くんでしょうか。
それとも新素材がでてくるのか?
課題山積みなゴミ問題、これからどうなっていくのでしょう、我が国日本でも、色々な改善が必要なのかもしれません。
バリ島のゴミ問題、良い展開を迎えて欲しいものです。
終わりに
という事で、バリ島のゴミ捨て事情などを書いてみました。
中々深い問題ですね。
それではまた!