インドネシア人の性格、大まかに言うとどんな感じなのでしょう?
南国の人達特有のノンビリとした性格?
いい加減?
それとも短期?
色々と思いつく事があるのですが、一般的に考えてみると、男女共に共通した性格部分があります。
この性格をよく表しているな~と思うのが2つの言葉「キラキラ(kirakira)」と「さまさま(samasama)」。
とてもよく使う言葉ですが、この2つこそ、まさにインドネシア人特有の性格を表しているのではないかと感じるんですね。
それではこの2つの言葉、意味を考えながらインドネシア人の性格、特徴について述べてみたいと思います。
インドネシア人の性格を「キラキラ」で考える
Kirakira、という言葉の意味は「大体」だとか「大まかには」という物。
英語でいう所の「アバウト」(About)です。
物事に確信が持てない時、そして適当にごまかしたいな~という時に使います。
私の夫などは本当にこれを良く使って話をしてますが、大抵はハッキリしない、確認していない事に対して「いい加減」に答えている場合がおおいです。
自分自身もインドネシア語を使う場合は頻繁に使ってますが・・・なにせ色々自信が無い物で…笑
ここから見るインドネシア人の性格は、良い意味で
おおらか
楽天的
些細な事をいちいち気にしない、と言えます。
南国の豊かな恵みの中でのんびり育ってきたインドネシア人に非常に当てはまります。
悪い意味では
いい加減
おおざっぱ
適当
といった風になりますよね。
責任逃れ的な反面、そのおおらかさはプラスに働いていたりもするので、一概にこの「キラキラ」な性格が悪いという判断は出来ないですね。
「サマサマ」で考えるインドネシア人の性格
サマサマ(samasama)は「サマ」一つだと「同じ」という意味です。
これを2回繰り返す事で「お互い様」「一緒に」という意味になるんです。
ありがとう(terimakasih)への返答としても使われ、「どういたしまして」的にも使います。
この言葉から考えるインドネシア人の性格は、日本人にも共通するもので「助け合い」「共に」何かをしたい、という心の現れ。
インドネシアでは近所、親戚、家族、そして村などの地区の中での助け合いを非常に大事に考え、またインドネシア人はそういった環境の中で育ってくるのです。
その為に何か困った事が起きたり、亡くなった人がいるなどの場合は驚くほどに助けてくれるんですね。
これは性格、というより、むしろ無意識的に自然に備わったインドネシア人の特徴。
以前夫の友人が日本で亡くなってしまった時がありましたが、この時のインドネシア人達の動きには本当に感心しました。
普段はノンビリしているのに、まるで学校の連絡網の様な早業で、在日の日本中のインドネシア人に連絡が届けられ、そしてカンパ金が集まります。
ご遺体をインドネシアに輸送する為のお金、そして家族の為のお金などなど、ビックリする金額が届けられたと聞いています。
まさに助け合いの精神が現れていた場面だったと思うのです。
インドネシア人だけという訳ではないにせよ、インドネシア人はこのような主だった性格、というか特徴を持っているのです。
今の日本では薄れてしまった「相互扶助」が物凄く浸透しているのですね。
インドネシア人は「親切」と言える事が出来ます。
まとめ
キラキラ、サマサマ、って日常的に本当によく使いますが、こんな風に考えてみるとインドネシア人の事が分かってきますね。
基本的にとっても親切でおおらかな性格なのがインドネシア人だと思っています。あなたはどう思いますか?